「マヒオレ」チャールズ ウィンダム ワトソン MAHIOLE BY CHARLES WYNDHAM WATSON
チャールズ ウィンダム ワトソン(1915-2002年)
マヒオレ 1983年
赤大理石
1対 各高さ88インチ(224cm)×幅66インチ(168cm)×奥行42インチ(107cm)
チャールズ ウィンダム ワトソン(1915~2002年)のマヒオレ(ゲートハウスに展示)は、高さ2メートル24センチ、1個の重さが2トンという、1対の巨大な彫刻です。深紅の大理石は、この作品のためにインドで切り出されたものです。この1対のマヒオレはかつてハワイの王族がかぶっていた羽根飾りつきのヘルメットを表しており、由緒あるゲートハウスの入り口に、ハレクラニにふさわしい壮麗な趣を加えています。
ワトソンはアーティスト仲間からは「チャック」と呼ばれていますが、彫刻の巨匠イサム ノグチ(Isamu Noguchi)の仕事仲間であり、この2つの巨大な作品の製作のためにノグチがスタジオを提供しました。大理石は日本の四国にあるノグチのスタジオに直送され、弟子のマサヒト イズミ(Masahito Izumi)がマヒオレを彫りました。その後、ハワイのハレクラニ美術コレクション用に運ばれたのです。
この作品のプロトタイプをホノルル美術館が入手し、別館のコンテンポラリーミュージアムに置かれています。